ほぼ10年前、国内でかなりFXが盛り上がったころをご存知の方なら皆口をそろえて言われることですが、モバイル端末だけFX取引をするなどとんでもない話で、よほどのもの好き以外はそんな危険なことは一切しない、せいぜい見ても価格のチェックぐらいというのがFX取引では当たり前の世界でした。しかし時代は大きく変化し既にスマホはPCと同じだけの機能とパフォーマンスを備えるようになってきていますので、スマホだけでFXの取引行うユーザーというのが想像以上に増加している状況にあります。国内の業者はスマホ向けのアプリの開発にも余念がなく、今や完全いスマホひとつで入金から取引、出金まですべてを行うことができるようになってきているのです。

しかし海外業者の場合、ほとんどはMT4ないしMT5というシェアウエアを使っていますから、早い話がこのモバイル版のアプリだけで取引することができるのかが問題になってくるわけです。今回は国内の個人投資家にもっとも人気が高いXMを利用して果たしてスマホだけで口座開設からトレード、出金までできるのかどうかを実際に利用して実験してみました。

結論から言うとスマホだけでもXMでトレードは可能

XMの場合、MT4もMT5もモバイル版が用意されていますので口座開設時にどちらにするかを選んでインストールしていくことになりますが、正直なところスペックは違うのでしょうが利用してみた印象で大きな違いは感じられませんでした。

今回はPCで使えるようにとMT4のほうを選択してみることにしました。

口座開設はスマホでも可能

XMの口座開設はスマホでも可能で、まったく問題なく開設することができます。ただメールは受け取ることができるようなアドレスを設定しておく必要があります。それ以外はすべてPCで行うのと同じように開設することができますし、必要書類もスマホで撮影してアップロードすればいいので完全にスマホだけで完結させることができます。

アプリはiPhone用もアンドロイド用も用意されている

XMで利用できるアプリはメタクオーツ社が開発した汎用ソフトを利用しますので、非常に利用実績が多くバグも早い段階で修正させているので安心して利用することができます。iPhoneはApp Storeにアクセスしてダウンロードできますしアンドロイド版はGoogle Play ストアからダウンロードしていきます。

ダウンロードができたら口座にログインを行います。汎用性のソフトですからMT4にFXの業者名、サーバー名を入力してアカウントのIDtoパスワードを入力すればすぐにログインが可能になります。

一つダウンロードしておけば実は複数の業者を切り替えて利用することも可能です。

PCでできることはほとんどスマホでも可能

もはや当然のことですが、スマホ版のMT4ないしMT5はPCとほぼ同等の利用ができるようになっています。

気配値の画面で現在の価格をチェックすることができますし、チャートを表示させることができます。また約30種類入っているインジケータを利用してテクニカル分析も可能です。新規注文から決済注文、デモトレードなども利用できますので、通常の使い勝手はほぼPCと同じということができる状態です

スマホでてきないのは2つ

このスマホのMT4ソフトでできないのはEをインストールして稼働させ、自動売買をすることとオリジナルのインジケーターを導入することとなります。

これはPC版の方にインストールすればEAなら動きを見ることはできますが制御あはできないことになりますし、特別なインジケーターはスマホでは表示できないことになりますので注意が必要です。

通常の指値や逆指値、ストップロスなどはスマホでデータを保持して稼働するのではなく業者のサーバーに依頼していますので仮に電源を切ってもしっかり履行されることになりますから安心です。

したがって自動売買をしなければ確実にスマホだけでXMの取引は可能になります。

入金や出金はXMの会員ページで

入金や出金等はMT4ではできませんのでXMの会員ページで行うことになりますが、こちらもまったく問題なく利用できますので安心してスマホだけで取引をスタートさせることができます。

今回はXMの口座で試してみましたがモバイルデバイスが利用できるほかの海外業者もほとんど同じように利用可能です。すでに口座をお持ちの方はぜひチャレンジしてみたいただきたいと思います。

モバイルインターネットの普及とデバイスのレベルの向上のおかげで、すでに今ではスマホだけでも十分に海外FXを利用して利益を確保してくことができる時代になったのです。これは大きな進歩ですし利用機会の拡大にもつながり非常にありがたいサービスになっているといえそうです。ただ、くれぐれも端末の盗難や紛失、破損などには気を付けなくてはなりません。すべてはその端末あっての話となっているからです。