最大888倍というハイレバレッジを利用して取引するなら誰しもが考えるのは短期間に大きな利益を得るにはどうしたらいいかということではないでしょうか。しかしXMでいいますと証拠金総額が2万ドル、ほぼ日本円にして200万円を超えるといきなり888倍のレバレッジは200倍になってしまうわけですから、そもそもかなり少額の資金で大きく利益を稼ぎ出す方法を見つけないかぎり安定的に888倍のレバレッジを謳歌して取引はできないものであることがわかります。

そこで今回はたった10万円の証拠金原資で一か月100万円を稼ぐ方法というものをご紹介していきたいと思います。

リスクの少ない売買法はずばりスキャルピング

888倍のレバレッジを利用した場合ドル円なら現状の106円程度ならば10万通貨取引するならほぼ1万2000円程度の証拠金で賄うことができますので、最初に10万円の証拠金からスタートするならこのレベルの取引は十分に可能になります。もちろん20万~30万通貨という大きな取引を最初から行うことも可能ではありますが、想定した方向と逆方向に動いてしまった場合損失も大きくなりますからたとえすぐに損切りしたとしても一気に証拠金を減らすことになってしまい、かなり注意が必要になってきてしまいます。

ドル円の場合10万通貨で10銭相場が動けばそれだけで1万円の利益を獲得できるわけですから毎回10銭だけの利益を獲得することを考えても1日5回成功することができれば5万円の利益、1か月20日これと同じように利益を獲得することができればたった10万円の証拠金で一か月100万円を稼ぐのは決して夢ではないのです。

1回10銭の利益は簡単そうに見えて意外に難しい

2019年8月のドル円相場の場合一か月22営業日のうちなんと9営業日が1日1円以上の値幅をもって相場が動くことになりましたから、時間さえ使えばかなり10銭狙いのチャンスがあったことがわかります。しかし通常は一回で10銭利益をとるのは結構難しくスプレッドのことなどを考えると利益がとれてもそれ以下になることは結構多くなります。またボリンジャーバンドにRSIや標準偏差などのオシレータ系チャートを駆使して最高のエントリータイミングを目指して売買したとしても最良のタイミングでエントリーするのは想像以上にむずかしく10万通貨一発で勝負するのにはかなり無理があることがわかります。そこで考えるのが最初から分散してナンピン型の売買を行うことでコストをできるだけ下げるといった方法になります。

数回に分けでエントリーする分散投資法がお勧め

たとえば10万通貨で売買をするならあえて1万通貨×10個ないしは2万通貨×5個といった形にあえてわけて逆張りなどの投資のコストをできるだけ最適化するという方法が考えられます。

106円ジャストで逆張りのロングをとることを考えても実際には106円を下回ってしまったり想定以上に値幅がでることはよくあるものです。しかし10万通貨単位で常に勝負してしまうとさらに値が下がっても追加で売買するのが難しくなるのでじっと我慢ということになってしまうわけです。しかしこれを10等分して分散して結果10万通貨分になるように売買すればトータルの売買コストを下げることができより利益を生み出しやすくなるのです。これは順張りで利益が伸びていこうとするときも追加で足していくことで利益を大きくさせることができ、1回10銭の利益を獲得しやすくなる方法なのです。もちろんむやみやたらにナンピン状態にするのではなく最初から10万通貨を上限として1万通貨を10個にわけてエントリーするといった決め事が必要になります。

エントリーの方法はとにかくチャートのインジケーターツールを駆使して自分の判断で最善のエントリーができるように訓練する必要があります。人によっては移動平均線だけで取引ができるケースもありますしボリンジャーバンドだけでも取引することができる人も存在します。いずれにしても人の請け売り手法であっても自分だけの力で売買ができるようになることがスキャルピングではきわめて重要になるのです。

エントリーポイントの探し方

ここではボリンジャーバンドとRSIを組み合わせて取引する手法を一つの例としてご紹介します。実際のトレードではこれにこだわる必要は全くありませんが、こんなこともできるということでご理解いただければと思います。

このチャートに現れている時間帯はロンドンタイムで日本時間の午後8時過ぎからのものでこれからもっとも相場が動きやすくなる時間帯ともいえます。ロンドン勢は夏時間であれば午後9時ぐらいまでに一旦売買を終えてその後に参入してくるNY勢に場を譲る形になります。よくあるのはロンドンタイムに動いていた方向とまったく逆さまの方向に動き始めることがあることで、午後10過ぎからはかなり注意が必要ですが、流れが変わることを含めて10銭を狙うことができやすいゴールデンタイムをいうことができます。まず、ボリンジャーバンドが収縮しRSIも20%近くに下落したところから上昇しはじめるところを狙って買いでエントリーしていきます。

基本はスキャルピングで長くても数分の中で売買するのがお約束ですが、このチャートでは1分足でもかなり上昇し始めているため我慢に我慢をして値が伸びるのを待ちます。このチャートでは112.600円に近付いたあたりでRSIがトップを形成したところで利益確定をして20銭以上の利益を確保に成功します。10万通貨ペアでいえばこれ一回で20000円といった利益となります。

その後相場は下落に転じますがボリンジャーバンドが収縮してあまり勢いが感じられないことから少し様子をみることになります。そして+2σにかかってRSIもまたピークの80 %以上に上り詰めたときに今度は112.550円レベルから売りでエントリーしていきます。-1σのラインに接触した時点でリカクするのでも十分OKですが、プライスアクションを見ていますともう少し下がりそうなのでそのまま放置してREIが20%をした抜けたあたり、112.420円レベルでリカクです。一般的に±2σに接触した当たりではさらに相場が進むこともありますが95%程度は逆方向に戻りますので、絶好のエントリーポイントとして考えることができます。

このチャートでは一回で20銭以上利益を収める形になっていますが、利を伸ばすことができれば10銭にこだわらず利益を獲得するのがお勧めです。逆にそこまで利益を確保できないときにはとにかくリカクをして実現益を確保することを優先すべきでしょう。

後から見るとわかりますが上のRSIではエントリーできそうにみえても実際に相場が推移してみるとたいして動かないという不発のケースも結構あることがわかります。今回の説明では便宜上買いとか売りといった表記をしていますが、実際のこうしたポイントは売りならばエントリーですし買いならばリカクのポイントとしても利用できるものであることが見ているうちにわかると思います。

リアルなトレードでは常に売りと買い両方に対応するのは意外に難しいものです相場が上昇局面なら買いだけに集中するというのがわかりやすいトレード手法といえます。

もちろん日によってたくさんトレードできるチャンスが訪れることもあればまったく動かずに利益を確保できないこともありますが、1日平均5回、一回10銭を10万通貨で確保できるようになれば本当に1日5万円、20日つまり1か月で100万円をたった10万円の原資から実現することも可能になるのです。

皆さんもぜひこうした独自の手法で利益を確実に稼ぎ888倍を有効利用してく方法を確立していただきたいと思います。たった10万円で月間100万円と驚かれるかも知れませんが、夢はまさに現実のものとすることができるのです。