XM(XMTrading)でのNASDAQ取引の特徴
NASDAQとは?
日本国内の業者とは異なり、超ハイレバレッジを効かせることができる「XM」(XMTrading)では、FX(外国為替証拠金取引)の他にも様々な種類のCFD(差益決済取引)の商品を取り扱っています。
同じトレードプラットフォームで取り引きできるのが便利なところです。分散投資という観点からもFXだけに一点投資するのではなく、他のCFDにも投資の幅を広げることによってリスクヘッジができます。
CFDには、原油やGOLD、トウモロコシなどの他に、日経平均(JP225)や、ダウ平均(US30)といった「株価指数」もラインナップされています。その中には、アメリカにある世界最大の新興企業向け株式市場「NASDAQ100」(US100)があります。
NASDAQには「マクロソフト」「インテル」「アップル」「グーグル」「アマゾン」といったハイテク・ネット関連株が多く集まっており、ニューヨーク証券取引所に続く2番目の規模です。以前はベンチャー企業という印象が強かったのですが、多くが大企業に成長しています。ハイテク・ネット関連業界の動向を知るためには、NASDAQの株価指数は欠かすことはできません。
NASDAQ総合指数は、NASDAQに上場する3000以上の銘柄から算出されるものですが、XMTradingで取り扱っているNASDAQ100(US100)は、その中でも時価総額上位100銘柄(金融銘柄は除く)を時価総額加重平均にして算出した株価指数になります。
現物と先物では異なる点が多い
さらにXMTradingでは、NASDAQ(US100)の「現物」と「先物」を取り扱うことが可能です。現物と先物では、表記されるシンボルが異なります。「US100Cash」というシンボルが現物で、「US100-●●」(●●には限月が記載されます)というシンボルが先物になります。
同じNASDAQ100(US100)でも条件がかなり違うため注意が必要です。取り扱っている時間帯は変わりありません。夏時間であれば月曜の6:05~土曜の4:10まで、冬時間であれば月曜の7:05~土曜の5:10までになります(すべて日本時間表記)。ただし、夏時間では4:15~4:30と4:55~6:05までがメンテナンス時間です。冬時間のメンテナンス時間は5:15~5:30、5:55~7:05と夏時間と比較して1時間ほど遅くなります。
現物と先物で大きく異なるのは、スプレッド、スワップ金利、配当金です。
「スプレッド」は現物の方が先物よりも狭く設定されています。先物は現物の倍ほどのスプレッドです。短期で売買するのであれば現物の方が有利になります。為替のスプレッドは時間帯などによって変動が激しいですが、こちらは原則固定でほとんど変動はしません。
「スワップ金利」は先物にはありません。現物だけです。ただし、買いでも売りでもマイナススワップになるため、中・長期で売買するのであれば先物の方が有利と言えるでしょう。しかし、先物は限月があり、期限がくると強制決済になりますので、その点はよく確認しておく必要があります。現物には限月がありませんので、どこまでもポジションを保有し続けることができます。
スワップ金利の状況は、MT4やMT5のトレードプラットフォームの左上に表示される「気配値表示」で確認できます。この中からUS100Cashという商品を選択し、右クリックして「仕様」を選べば表示されます。
「配当金」は現物だけに適用され、買いだと受け取ることができますが、売りだと支払うことになります。先物には配当金はありません。
「証拠金」については、コントラクトサイズ×オープン価格×証拠金率で算出します。NASDAQ100(US100)のコントラクトサイズ(1Lotあたりの注文単位)は1で、証拠金率は1.0%で固定されています。XMTradingでは口座ごとにレバレッジの制限がありますが、NASDAQ100(US100)は1.0%で固定されており、これはレバレッジ100倍ということになります。
NASDAQの推移と必要証拠金
ここ5年は堅調に推移
NASDAQ100(US100)の値動きについて確認していきましょう。2000年にITバブルを迎え、3月に4800ポイントをつけたものの、バブルはその後崩壊し、2002年10月には800ポイントまで下落しました。この時期のダウン幅はとても大きなものでした。
しかしここ5年はとても堅調です。2014年4月に3500ポイントほどだったのが、どんどん上昇して2018年4月には6300ポイントほど、2018年10月には7600ポイントも突破しています。2018年12月にかけて6000ポイントを割り込むところまで下落しましたが、すぐに回復し、2019年3月23日の時点では7326ポイントです。
この値動きはもちろんNASDAQ総合指数と大きな違いはありません。どちらも2018年12月にかけての下落トレンド以外は極めて順調に上昇している状態です。はたしてどこまでこの右肩上がりが続くのでしょうか?
ネット関連のビジネス業界はもはや世界経済の牽引役になっています。世界経済の景気に黄色信号を灯った今、今後のNASDAQの推移は注目すべき点になるでしょう。仮にリスクオフとなった場合に、NASDAQがどこまで下げる可能性があるのかも気になるところです。変動の大きな分野ではありますが、5000ポイントを割り込んでくることはなかなか予測しにくいところです。
もしも世界経済が冷え込んで、NASDAQが4500ポイントを割り込んでくるようなことになると、ストップロスがストップロスを呼ぶ事態になるかもしれません。リスクマネジメントのための損切り設定はやはり重要です。
XM(XMTrading)では、NASDAQ100(US100)がいくらから始められるのか
実際にNASDAQ100(US100)を始める場合、オープン価格が7,300ドルだとして、レバレッジを効かせて1Lotで73ドルとなります。ちなみにXMTradingでのNASDAQ100(US100)の最大Lotは340までです。1Lotであれば、米ドル/日本円(USD/JPY)が1ドル110円だと仮定すると、8,030円ということになります。
1日で150ポイント変動することも珍しくはないので、これだけ変動すると、1Lotで16,500円の含み益です。10Lotとなると、8万円が必要になり、150ポイントの変動で16万円の含み益です。
このあたりのラインがNASDAQ100(US100)を始めるにはちょうどいいくらいではないでしょうか。もちろんレバレッジが100倍ですから資金ギリギリまでポジションを保有してしまうと、あっという間に強制ロスカットになってしまう危険性があります。余剰金に余裕を持たせるためにも、1Lotの取り引きあっても5万円、10Lotであれば50万円の資金は用意したいところです。許容できるリスクを計算して実効レバレッジを設定しましょう。