ハイレバレッジはなぜリスクが高いと考えられているのか

FX(外国為替証拠金取引)は、「てこ」を意味する「レバレッジ」を効かせて実際の資金以上の取引をすることが可能です。10倍の取引ができるということは、10倍の利益を出すことができるということになります。国内のFX業者では、2019年1月時点で最大レバレッジは25倍です。

利益が25倍になるということは、損失が25倍になる可能性もあります。ですからFX初心者であれば、レバレッジを低く設定し、なるべくリスクを抑えようとするわけです。

中級者、上級者になるに従ってレバレッジも高くなっていくでしょう。国内では規制によって25倍が限界ですが、海外のFX業者を利用すれば200倍、300倍の取引も可能です。

200倍のリスクなんて耐えられるの?

そんな疑問を持つ人もいますが、レバレッジを200倍にしたからといって単純にリスクが200倍になるわけではありません。ポイントは「200倍までのポジションが保有できる」ということです。1万通貨で1Lotしか保有できなかった状態が、200Lotまで保有できるようになるのです。

1Lotだと100pipsの変動で10万円の利益ですが、200Lot保有していると、2000万円の利益になります。もちろん10万円の損失で済むところが、2000万円の損失に繋がるケースもあります。

しかし、200Lot保有できる余裕がある中で、1Lotのポジションを保有することと、1Lotしか保有する資金がない状態で1Lotのポジションを保有するのは、どちらのリスクが高いでしょうか?

当然ながら余裕の無い後者の方になります。含み損を抱えたらすぐに強制ロスカットになってしまうからです。逆にまだ99Lot保有する余裕があるのでしたら、潤沢な余剰金で含み損を耐え抜き、トレンドが転換するのを待つこともできます。

大切なのは自分がどこまでの損失に耐えられるのか把握し、コントロールすることであって、レバレッジが高いからリスクが高いとは限らないということになります。むしろ「リスクマネジメントするには、超ハイレバレッジの方が証拠金に余裕ができるので有利」なのです。

スキャルピングはリスクが高いのか

FXのトレードの中で、超短期で売買を繰り返すのが「スキャルピング」です。プロのトレーダーの中には、スキャルピングによって巨額の富を築いている人もいます。

「スキャルピングに相性がいいのが超ハイレバレッジ」です。スキャルピングはその特性上、数pipsの利益や損失でエグジットをしていきます。薄い利益を剥ぐようにして積み上げていくのがスキャルピングです。

リスクリワード・レシオを1.0より上に設定して、損切りの幅よりも利益確定の幅を広げておけば五分五分の勝敗でも利益を出していくことが可能です。1回の利益確定を5pipsだとして1日50回勝てば、250pipsになります。実際には負ける回数も増えますから、利益は100pipsになるかもしれません。1Lotであれば10万円ですが、超ハイレバレッジを効かし、リスクマネジメントしながら20Lotで取引をしていれば1日の収支はプラス200万円になります。

1回の利幅が狭いスキャルピングにとって、効率良く利益を出すためには超ハイレバレッジは好都合です。

問題なのは、スキャルピングで成果を出すことが、上級者でも難しいということです。理由は超短期で売買するために、ファンダメンタルズ要素やトレンドにほとんど左右されません。重要視されるのは「テクニカル要素」になります。

レジスタンスラインやサポートライン、移動平均線やボリンジャーバンドなどのインジケーターを駆使していくのですが、超短期の場合、変動を予測し読みきることは至難の業です。ダマシも頻繁に発生します。初心者や中級者がうかつに手を出すと損切りばかりが続き、損切り貧乏になるか、損切りできなくなって含み損をかかえ、結局はスキャルピングが続けられなくなります。

しかもかなりの長時間チャートを見続けることになりますので、肉体的にも精神的にも疲弊していきます。しかし、集中力が低下すると勝率は下がってしまいます。このあたりのバランスを保つことも困難なので、スキャルピングというトレード自体はリスクが高いと言えるでしょう。

それでもどうしてもスキャルピングに挑戦したいのであれば、海外のFX業者に目を向けるべきです。

XM(XMTrading)ではスキャルピングは禁止されていない

海外のFX業者で日本人トレーダーから絶大な人気を誇る「XM」(XMTrading)では、最大888倍のレバレッジを効かせることができます。スキャルピングをするには好都合なのですが、マイクロ口座やスタンダード口座だとスプレッドが広めです。取引回数が多くなるスキャルピングにとって、スプレッドの差はトータルで大きな差になります。

そこでスプレッドが狭く設定されている「XM Zero口座」を活用していくのです。こちらでは米ドル/日本円(USD/JPY)でスプレッド0.1pipsとなっていますので、マイクロ口座やスタンダード口座よりもはるかに有利な環境でスキャルピングができます。(ただし、XM Zero口座は往復で10ドルの手数料がかかりますので注意してください)

国内のFX業者ではスキャルピングを禁止しているケースもあります。禁止項目に抵触すると、口座凍結もありえますので確認が必要ですが、「XMではスキャルピングは禁止されていません」ので心配せずにトレードすることができます。

ただし、一部禁止されている行為がありますのでそれだけは守る必要があります。

ひとつは複数の口座を利用して両建てするというものです。XMでは個人で最大8つの口座を開設できます。1つの口座内で両建てするのは問題ありません。

また、他業者間との両建ても禁止されています。業者によって為替レートやスプレッドが変動しますので、そこを突いてサヤ取りするのは不正行為にあたります。これは裁定取引(アービトラージ)と呼ばれていて、どこのFX業者でも禁止されています。発覚すると口座凍結となる可能性がありますので、スキャルピングを行う場合は、あくまでもルールに従って、利益を出していくことを考えるようにしましょう。

XMだからこそ活用できる超ハイレバレッジと、ポジションの量をしっかりと管理していくリスクマネジメントを両立させれば、ハイレベルであるスキャルピングのトレードでも、成果をあげられる可能性がきっと高まるはずです。