pipsとは何を表す単位なのか

pipsは取り引きできる最小単位?

FX(外国為替証拠金取引)では、単位として「pips」(ピプス、percentage in pointの複数形)が使用されています。国内のFX業者では、クロス円の場合は、米ドル/日本円(USD/JPY)のスプレッドが0.3銭と表示されていますが、「銭」という単位を使用すると、ユーロ/米ドル(EUR/JPY)のスプレッドがわかりにくくなってしまいます。

日本人にとっては、銭の方がイメージしやすいのですが、どのような通貨ペアであっても統一して使える単位がpipsということになります。

もともと、pipsは取り引きできる最小単位でした。米ドル/日本円だとAskが111.80円、Bidが111.78円のように1銭の単位までの表示だったのです。最小単位がpips、つまり「1銭=1pips」ということになります。

米ドル/日本円で1pipsが1銭というのは今も変わりませんが、ただし、スプレッドの狭さを競うようになり、国内のFX業者では、最狭水準の0.3pipsというスプレッドも登場してきています。ちなみにXM(XMTrading)で提供しているECN方式(Electronic Communication Network)のXM Zero口座では、米ドル/日本円のスプレッドは驚異の0.1pipsです。そんな最近の傾向から、トレードプラットフォームの表示もAskが111.805円、Bidが111.804円ということで、0.1銭の位までになっています。

現在のpipsは「取り引きできる最小単位のことではなく、最小単位の1桁上の数値」ということになるわけです。

ユーロ/米ドルであれば、XM Zero口座だとスプレッドは0.1pipsですから、Askが1.1307ドル、Bidが1.1306ドルです。米ドルの場合は、1pipsは0.0001ドル(0.01セント)ということになり、0.00001ドル(0.001セント)の単位まで表示されます。

XM(XMTrading)の最小取り引き量

XM(XMTrading)の最小取り引き量は、スタンダード口座、マイクロ口座、XM Zero口座共に0.01Lotです。ただし口座によって基本通貨が異なります。スタンダード口座とXM Zero口座は基本通貨が10万通貨になっています。マイクロ口座は基本通貨が千通貨です。ちなみに国内のFX業者は大手だと1万通貨が主流になっています。

つまりXM(XMTrading)では、10万通貨から1万通貨、千通貨、100通貨、10通貨までの取り引きが可能だということになります。この設定によって、1pipsの儲けは変わってくるのです。

よく「毎月200pips稼げると一流のトレーダーの仲間入り」と言われますが、実際のところ10万通貨の200pipsと10通貨の200pipsでは金額に大きな差があります。もし専業トレーダーとして、FXで生計を立てていくのだとしたら、当然のようにこの差は理解しておく必要があるでしょう。

1pipsでいくら儲かるのか

基本通貨別に計算してみよう

米ドル/日本円を例に出して、実際にどのくらいpipsをプラスにできたら、どのくらい稼げるのか計算してみましょう。

マイクロ口座で0.01Lot(10通貨)で取り引きしているのであれば、1pipsの儲けで10銭になります。200pipsプラスにできたとしても20円です。これでは勝っても負けても資産を増やすことは厳しいでしょう。

マイクロ口座で1Lot(千通貨)だとどうでしょうか。これだと1pipsの儲けで10円です。200pipsプラスにできたら2,000円の利益です。副収入のお小遣いとしてもやや寂しい金額になります。

スタンダード口座で0.1Lot(1万通貨)だと、国内のFX業者の基本通貨と同じ設定になります。これだと1pipsの儲けで100円になります。200pipsプラスにできたら、2万円の利益です。とても生計は立てられませんが、お小遣いとしては嬉しい額になります。

それではスタンダード口座で1Lot(10万通貨)だとどうでしょうか。これだと1pipsの儲けが1,000円です。200pipsプラスにできたら20万円の利益ですから、生計を立てていくことは可能です。

一流のトレーダーでも月に200pips勝つのが目安であるのならば、やはり10通貨ではなく、10万通貨で1Lotの取り引きをしていく必要があるということです。ローリスクだとローリターンになってしまいますが、ハイリスクだとハイリターンを期待できるのがFXです。

もちろんスタンダード口座で10Lotのポジションで200pips勝てれば200万円の利益ですから、年間の収支も2,000万円を超えます。国内のFX業者だと100万通貨となると、レバレッジを最大25倍効かせても必要証拠金は44万円です。XM(XMTrading)のスタンダード口座で888倍のレバレッジを効かせれば、12,400円ほどでポジションを保有することが可能です。(米ドル/日本円、1ドル110円で計算)

200pips勝つことが難しいからこそ、勝った時の利益を大きなものにしたい。そのニーズにしっかり応えてくれるのがXM(XMTrading)であり、だから日本人トレーダーの圧倒的な支持を受けているのでしょう。

XM(XMTrading)には便利なFX計算機がある

XM(XMTrading)は、海外のFX業者ですから、日本円以外の通貨ペアの扱いが多くなります。そうなると、日本円でいくら儲けているのか計算が大変になってきます。米ドルでこれだけプラスになっているから、それを日本円に両替すると、これだけの儲けか、という作業になるからです。

XM(XMTrading)では、そんな手間を解消してくれる「FX計算機」を提供しています。「オールインワン計算ツール」「ピップ値計算ツール」「リアルタイム通貨換算ツール」「必要証拠金計算ツール」「スワップ計算ツール」「損益計算ツール」など6種類もの計算ツールがあるのです。

例えば、オールインワン計算ツールであれば、「口座の基本通貨」「通貨ペア」「証拠金のレバレッジ」「口座タイプ」を選び、「ロット数量」を入力すれば、「必要証拠金(JPY)」「ピップ値(JPY)」「スワップ買い(JPY)」「スワップ売り(JPY)」が計算されて表示されるのです。

自分で計算していると時間がかかりますし、計算ミスも生じてきますから、このFX計算機はとても便利です。ちなみに口座を開設していなくても使えます。

日本円以外の通貨ペアだと、どうしてもピンとこないので、なかなかチャレンジするのに抵抗があったかもしれませんが、このFX計算機を活用していけば、日本円の利益・損失でイメージできるので、ハードルはかなり下がるのではないでしょうか。

1pipsといっても条件によって価値はまったく異なります。自分の目標に合せて、何pipsプラスにできればいいのか、何Lot保有すべきなのか、どの通貨ペアで取り引きしていくべきなのかをしっかりと検討し、目標を達成できるトレーダーを目指していきましょう。