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海外FXの入金・出金のルール
海外FXでは入金方法と出金方法が同じでなければならないというルールがあります。これはマネーロンダリング対策によるもので、入金元と出金先・口座の名義も同一である必要があります。これに違反すると即口座凍結となるため注意が必要です。
マネーロンダリング
資金洗浄。犯罪行為によって得られた不正な資金を口座から口座へと移動することにより、収益源の隠ぺいを図る行為。汚れた金を洗濯(ロンダリング)するという意味で用いられる。
出典ナビゲート
マネーロンダリング対策による出金の優先順位
守らなければならないルールとして「入金方法と出金方法が同じでなければならない」と書きましたが、具体的にはどういうことなのか見ていきましょう。
まず海外FXにおける出金の優先順位を紹介します。
1クレジットカード・デビットカード
2ビットコイン(仮想通貨)
3mybitwallet(オンライン決済)
4銀行送金(国内送金・海外送金)
出金の際にはクレジットカード・デビットカードが最優先されることが分かります。
各入金方法による選択可能な出金方法まとめ
「入金方法と出金方法が同じでなければならない」というルールにのっとった入出金ルートは少しややこしいので、どの入金方法で入金すると出金する時にどの出金方法が選択出来るのかをまとめました。
●クレジットカード・デビットカードで入金した場合
入金額分の出金 クレジットカード
利益分の出金 海外送金またはオンライン決済
●ビットコイン(仮想通貨)で入金した場合
入金額分の出金 ビットコイン
利益分の出金 海外送金またはオンライン決済
AXIORYのみ利益分もビットコインで出金することが出来ます。
●mybitwallet(オンライン決済)で入金した場合
入金額分の出金 オンライン決済
利益分の出金 海外送金またはオンライン決済
●銀行送金(国内送金)で入金した場合
入金額分の出金 海外送金
利益分の出金 海外送金またはオンライン決済
●銀行送金(海外送金)で入金した場合
入金額分の出金 海外送金
利益分の出金 海外送金またはオンライン決済
なんとなく海外FXの入金・出金ルールについて掴めてきたでしょうか?
ここからは具体例を挙げて説明します。
例1)
クレジットカードで10万円入金し、その後トレードで5万の利益を出したとします。
15万円出金したい場合、入金額の10万円はクレジットカードへ返金処理が行われ、利益分の5万円は海外送金またはオンライン決済での出金となります。
例2)
ビットコインで10万円入金し、その後トレードで5万の利益を出したとします。
15万円出金したい場合、入金額の10万円はビットコインで出金、利益分の5万円は海外送金またはオンライン決済での出金となります。ただしAXIORYの場合は利益分もビットコインで出金出来るため、15万円全てビットコインで出金することも可能です。
例3)
クレジットカードで10万円入金し、その後トレードで10万円損失を出したとします。
追加でビットコインで5万円入金し、その後トレードで10万円の利益を出したとします。
15万円出金したい場合、初めにクレジットカードで10万円入金していたため、入金額分の10万円はクレジットカードへ返金処理が行われます。残りの利益分5万円がビットコインまたはオンライン決済での出金となります。
混乱してしまいそうになりますが、徐々に慣れていけば大丈夫です。分からないことがあればブローカー(FX業者)の日本語サポートに問い合わせることも出来るので心配ありません。
ここからは、各入金・出金方法の特徴とメリット・デメリットを説明していきます。
クレジットカード・デビットカード
クレジットカードでの入金はキャッシングではなくショッピング扱いになります。
クレジットカードの場合はショッピングの利用限度額を上限に、デビットカードの場合利用限度額を上限に入金することが出来ます。
「クレジットカードに出金」というと不思議な感じがしますが、買い物をする時と同じように考えると分かりやすいかと思います。
例えば、クレジットカードを利用して5万円の商品を購入したとします。(これがブローカーの口座に入金することになります。)
クレジットカードへの出金は、購入した商品を返品して5万円を返金してもらうのと同じため正確には「返金」として処理されることになります。
クレジットカードで出金する場合、ショッピング枠をキャンセルして「返金処理」を行うため、クレジットカードへの出金は入金額分までしか出金することが出来ません。入金額以上の利益分の出金については海外送金またはオンライン決済にて行われることになります。
また出金優先順位の法則より、クレジットカードでの入金額分を先にクレジットカードに出金しなければ、利益分を出金することは出来ません。
ブローカー別 手数料と口座反映時間
ブローカー名 | 入金手数料 | 入金反映時間 | 出金手数料 | 出金反映時間 |
---|---|---|---|---|
XM | 無料 | 即時 | 無料 | 24時間以内 2-5営業日 |
AXIORY | 無料(2万円以上) 1500円(2万円未満) | 即時 | 無料(2万円以上) 1500円(2万円未満) | 24時間以内 3日-2週間程度 |
FxPro | 無料 | 10分以内 | 無料 | 1営業日 |
TitanFX | 無料 | 即時 | 無料 | 処理後即時 |
Tradeview | 無料 | 即日 | 無料 | 24時間以内 |
●入金手数料=入金の際にブローカー側で発生する手数料
●出金手数料=出金の際にブローカー側で発生する手数料
●XMの最低入金額は5USDまたはその他の通貨での相当額になります。
【クレジットカード/デビットカード】入出金のメリット・デメリット
メリット
●入金手続きが簡単
●入金後即座に口座に反映される
デメリット
●ショッピングの利用限度が上限のため高額送金に向いていない
●出金の際クレジットカードの写真や利用明細書の提出を求められる場合がある
●利用出来るクレジットカードのブランドに制限がある
●クレジットカード会社との締め日の契約により払い戻しまでの時間が前後する場合がある
ビットコイン(仮想通貨)
ビットコインとは仮想通貨のことで、仮想通貨市場の規模拡大に伴い2017年から入金・出金方法としてビットコインを取扱うブローカーが増えてきています。
ビットコインの大きな特徴は「相場が変動する度にその価値も移り変わっていく」という点です。ビットコインはボラティリティが高く、相場によってはビットコインから日本円または日本円からビットコインに換金する際に損をしてしまう可能性がありますので注意が必要です。
入金方法(bitbankを利用する場合)
1bitbankに登録
身分証を1枚用意する必要があります
2銀行振込(千葉銀行または住信SBIネット銀行)でビットコインウォレットに入金
銀行振込手数料は自己負担
3ビットコインを購入
4ビットコインでFX口座に入金
ブローカー別 手数料と口座反映時間
ブローカー名 | 入金手数料 | 入金反映時間 | 出金手数料 | 出金反映時間 |
---|---|---|---|---|
XM | 無料 | 60分以内 | 無料 | 24時間以内 |
AXIORY | 無料(2万円以上) 1500円(2万円未満) | 15分以内 | 無料(2万円以上) 1500円(2万円未満) | 24時間以内 1-3営業日前後 |
Tradeview | 無料 | 即日 | 無料 | 即日 |
●入金手数料=入金の際にブローカー側で発生する手数料
●出金手数料=出金の際にブローカー側で発生する手数料
●XMの最低入金額は5USDまたはその他の通貨での相当額になります。また1人あたりの最大入金額は1ヶ月につき10000USDまたはその他の通貨での相当額になります。
●AXIORY以外のブローカーはビットコインで出金出来るのは入金額分までで、利益分はビットコインで出金することが出来ません。
bitbank側で発生する手数料については公式HPの手数料よりご確認下さい。
check以前はTitanFXでもビットコインによる入金・出金が可能だったようですが、2017年12月現在ビットコインでの入金・出金は出来ません。
【ビットコイン】入出金のメリット・デメリット
メリット
●手数料が安い
●入金・出金反映時間が早い
デメリット
●相場の変動によりビットコイン自体の価値が変化する
●ブローカーによってはビットコインでの入金上限額が設定されている
●bitbankの最低出金額は0.0001BTC、出金限度額/日は1000BTC
●取扱FX業者が少ない
mybitwallet(オンライン決済)
オンライン決済にはmybitwalletの他にPayPal・OKPAY・ecoPays・STICPAYなどがありますが、今回は取扱業者が多く利便性の高いmybitwallet⇄ブローカーの入金・出金方法を紹介させていただきます。
mybitwalletとは、「E PROTECTIONS PTE. LTD.」提供の無料でアカウントを作成することが出来るオンラインウォレットのことを指します。
クレジットカードや銀行振込で入金が可能な上、入金・出金共に即時に口座反映されるなど利便性が高く、「NETELLER」「Skrill」が2016年10月1日以降の日本居住者に対する入金・出金サービスを中止した今、ビットコインと共に新しい入出金方法として注目を集めています。
2017年12月19日にmybitwalletがビットコインに対応したことで、mybitwalletを仲介したクレジットカード・デビットカード、ビットコイン、国内銀行、海外銀行への入金・出金が可能になりました。
手数料と口座反映時間
mybitwalletを仲介した国内銀行口座⇄FX口座間の入金・出金方法による手数料と口座反映時間は下記の通りとなります。
入金手数料
自分の銀行口座からmybitwalletへ入金する場合の手数料は銀行振込と入金の際に使用するクレジットカードのブランドによって異なります。
【ブランド別手数料一覧】
●銀行振込で入金する場合 入金額の1%
●クレジットカード(Visa・Master Card)で入金する場合 入金額の4%
●クレジットカード(American Express・Discover・Diners)で入金する場合 入金額の5%
●JCBの取扱はありません
入金反映時間
入金後、即時に口座に反映されます。
出金手数料
出金反映時間
出金後、即時に口座に反映されます。
海外送金とmybitwalletを仲介した国内銀行口座への出金手数料を比較
mybitwalletを仲介して国内銀行口座に出金する場合は、海外送金で出金した場合と比べてどのくらい手数料が安くなるのでしょうか。
海外送金の出金手数料
上記より、4000円から5000円の出金手数料がかかることが分かります。
海外送金手数料を抑える方法として「ブローカーからの送金先をソニー銀行に指定する」というものがあります。ソニー銀行は海外からの銀行送金による受取手数料が無料となっているため、2000円から2500円程度の手数料を抑えることが出来ます。
しかし海外送金の場合、出金手数料を抑えたとしても2000円から2500円程度の手数料がかかります。一方mybitwalletの場合、日本国内の銀行への出金手数料は824円のため1176円から1676円程度の出金手数料を抑えることが出来ます。
その他mybitwalletを仲介した入金・出金方法
mybitwalletを仲介した入金・出金方法の例をご紹介します。
mybitwalletを仲介して利用制限のあるブランドのクレジットカードで入金する
例えば現在XMではVISA・VISA Election・Maestro以外のカードで入金することは出来ませんが、mybitwalletを仲介することでMastercardやAMEX、Diners、Discoverブランドでの入金が可能になります。ただし先述した通りクレジットカードのブランドによって入金手数料が発生します。
mybitwalletを仲介して間接的にビットコインで利益分を出金する
これまでは入金額分以上である利益分をビットコインで出金出来るはAXIORYのみとなっていましたが、mybitwalletがビットコインに対応したことでその他のブローカーでも間接的にビットコインでの利益分の出金が出来るようになりました。
ビットコインでmybitwalletに入金する場合、入金額の2%の手数料が発生します。
その他mybitwallet側で発生する手数料については公式HPの取扱手数料よりご確認下さい。
【mybitwallet】入出金のメリット・デメリット
メリット
●利便性が高い
●取扱業者が多い
●利益分の出金が可能
デメリット
●「NETELLER」や「Skrill」の様にサービス停止になる可能性を否定しきれない
銀行送金
国内送金
ブローカーの指定する国内銀行口座に振り込むことで入金した資金がFX口座に反映されます。手続きが比較的簡単で手数料もあまりかからないため人気の入金方法です。
ブローカー別 手数料と口座反映時間
ブローカー名 | 入金手数料 | 入金反映時間 |
---|---|---|
XM | 無料 | 通常1―2時間以内 最大24時間 |
AXIORY | 無料(2万円以上) 1500円(2万円未満) | 30分以内 |
FxPro | 無料 | 1営業日以内 |
TitanFX | 無料(5万円以上) 1000円(5万円未満) | 1時間以内 |
XM・FxProの最低入金額は1万円になります。
ブローカー側の入金手数料は無料ですが、指定された銀行に振込む際に発生する振込手数料(振込方法にもよりますが、108円-540円程度)を負担する必要があります。ただしXMで1万円以上の入金をする場合、XMが国内入金手数料を負担してくれます。
【国内送金】入出金のメリット・デメリット
メリット
●手続きが比較的簡単
●振込手数料が安い
●海外送金と比べて入金反映時間が早い
デメリット
●出金の際は海外送金になる
国内送金での出金に対応しているブローカーは存在しないため、入金額までの出金については海外送金、利益分の出金については海外送金またはオンライン決済で処理されることになります。
海外送金
この入金方法では、日本国内で使用している銀行口座からブローカーの指定する海外口座へ送金します。
手続きには銀行窓口が開いている時間に実際に出向いて書類に必要事項を記入する必要があることや口座反映までに時間がかかること、4000円程度の入金手数料がかかるため少額の入金には向いていないことを考慮すると個人が海外送金を利用するメリットはありません。
手数料と口座反映時間
出金手数料
ブローカー側で出金手数料が発生する場合があります。
口座反映時間
3-5営業日以内
【海外送金】入出金のメリット・デメリット
メリット
●高額送金が可能(高額送金に向いている)
●全てのブローカーが海外送金に対応している(海外送金未対応のブローカーはない)
デメリット
●入金額分の出金は必ず海外送金になる
●口座反映までに時間がかかる
●手数料が高い
●手続きに手間がかかる
今回のまとめ
海外FXの出金ルールと入金・出金方法についてお分かりいただけたでしょうか?
少し複雑なところもありますが、徐々に慣れていくので問題ありません。
今回紹介した様に色々な入金・出金方法がありますので自分にあった方法を見つけてみてはいかがでしょうか。
キャッシュバックサイト経由での口座開設がおすすめ
海外FX業者の利用を検討している方はキャッシュバックサイト経由での口座開設がおすすめです。キャッシュバックサイトを利用すると取引量に応じてキャッシュバックが受けられます。
キャッシュバックサイトを経由して口座開設した場合、トレードする度キャッシュバックが受け取れるため、実質取引手数料を抑えることが出来ます。
キャッシュバックサイトNo1はTariTali!
TariTaliとは海外FX業者を対象としたキャッシュバックサービスで、TariTali経由で開設した海外FX口座の取引量に応じて高いリベート率でキャッシュバックしてくれます。
【2019年版】おすすめのキャッシュバックサイト【項目別に比較】
【2019年版】海外FXのキャッシュバックIBを徹底比較【アフィなし】
海外FXキャッシュバックサイトの比較
キャッシュバック出金スピードと手数料を徹底比較
キャッシュバックサイト別に出金スピードと手数料を比較しました。
サイト名 | 手数料 | 最低出金額 | 出金可能時期 |
---|---|---|---|
TariTali | 無料 | 1500円以上 | 翌月1日から出金可能 |
RoyalCashBack | 無料 | 5000円以上 | 翌月20日から出金可能 |
FinalCashBack | 無料 | 5000円以上 | 翌月25日から出金可能 |
CASHBACKFOREX | 40USD | 200USD以上 | 翌月12日から出金可能 |
CASHBACKVictory | 500円 | 5000円以上 | 翌月末から出金可能 |
他キャッシュバックサイトの最短出金日数は翌月後半から翌々月後半、出金出来るのは「1ヶ月に1回まで」となっていますが、TariTaliは立替え支払により出金可能日数は最短翌日と好条件の実現を可能にしています。