為替ニュース一覧


2月19日から2月23日の為替ニュースについてまとめています。

欧)ECB理事会議事要旨公表について


日本時間の22日21時30分、ECBが1月24・25両日の理事会議事要旨を公表しました。

理事会議事要旨

●フォワードガイダンスの調整は時期尚早だとの見解で一致

●ガイダンス修正は定期的な見直しの一環として2018年最初の数か月に再検討

●メンバーの一部はQEの緩和バイアス削除を望んだ

● コミュニケーションには安定性が必要で、インフレ見通しへの自信をあらためて強調することが欠かせないとの認識で幅広く一致

1月24・25日の 会合においてフォワードガイダンスの文言の調整は時期尚早だとの見解で一致したとのことです。
議事要旨によるとメンバーの一部はQEの緩和バイアス削除を望んだことに関して、修正には時期が早くまだ信頼により正当化されるには至っていないと判断されたとのことで、ガイダンスの修正は定期的な見直しの一環として2018年最初の数か月に再検討されるだろうと付け加えられました。

米)新規失業保険申請件数

日本時間22日22時30分に発表された米)新規失業保険申請件数(17日までの週)は予想の23.0万件を下回り22.2万件となりました。

●米)先週分新規失業保険申請件数
前回 23.0万件 (改定値22.9万件) 予想23.0万件  結果22.2万件

英)10-12月期GDP改定値について

日本時間22日18時30分に発表された英)10-12月期GDP改定値は予想の +1.5% を下回り、前年比+1.4%となりました。

●英)10-12月期GDP改定値(前年比)
予想+1.5% 速報値+1.5%  結果+1.4%

10-12月期GDP改定値が下方修正されたことを背景に、 ポンドは軟調となりポンド円が一時148円台後半まで下落しました。

英)10-12月ILO失業率について

日本時間21日18時30分に発表された英)10-12月ILO失業率は予想の4.3%を上回り、4.4%となりました。

●英)10-12月ILO失業率
結果4.4% 予想4.3% 前回(9-11月)4.3%

10-12月の英ILO失業率が予想 に反する結果となったことが嫌気され、ポンドドルは1.39台へ、ポンド円は149円台半ばへ下落しました。

米)FOMC議事録公表(1月30日・31日開催分)

議事録要旨
●最近の米経済の景気拡大は、さらなる緩やかな利上げを正当化

●メンバーの過半数が成長加速で追加利上げの可能性高まると判断

●メンバーの一部が「インフレ目標に遅れる相当程度のリスク」を指摘

●メンバーの数人が労働市場の引き締まり継続がいずれ賃金上昇ペースの加速に繋がる可能性が高いと判断

FOMC議事録発表後、ドル円は107.70円台から107.30円台へ下落。107.30付近で下げ止まり107円台後半まで反発した後、107円台半ばまで押し戻されました。

TariTalilogo