いよいよあと一か月ちょっとで今年もお仕舞いです。
この時期になりますと儲かったトレーダーが気になるのは来年の確定申告の税金の問題ということになります。
海外FXですと、儲かった時の税金は申告分離課税ではなく総合課税でほかの収入と合算して税金を徴収されるわけですから、もともと年収が高くしかもFXでも大きな利益がでているトレーダーの場合は心穏やかではなくなる時期といえます。
そんなときに合法的に翌年に利益を持ち越す方法があるのをご存知でしょうか。
それが両建てによる利益の繰り延べ法なのです。
これはなかなか技術のいる手法で安易に実施することはできませんが、特に最大888倍といったハイレバレッジのXMの口座を利用すれば国内業者よりもはるかに少ないコストで安全に実施することができるのです。
この両建てを利用した利益の繰り延べはイメージ的には脱税の雰囲気が漂いますが、これは列記とした合法的な手法でまったく躊躇するべきようなものではありません。
STEP1.翌年に繰り越したい金額を決める
まずは何と言っても決定しなくてはならないことがあります。
それは一体いくら翌年に利益を繰り越すかということになります。
ほとんどの利益を利確してしまった場合には既に今から準備を始めなくては年末ぎりぎりではほとんど繰り越しなどできないことになります。
国内FX業者を利用した取引は一律申告分離課税が適用になっていますから、獲得利益に対して20.315%の税金さえ支払えばほかの所得がいくらでもまったく関係はないわけですが、海外FXは総合課税ですからほかの所得との合算での課税になりますので合算所得によっては税率が大きく変化し、かなりの増税になることが予想されます。
したがって給与所得のだいたいの金額から考えて税率が変わらなくて済む上限がいくらなのかといったことをまず精査する必要があります。
これを正しく認識しないことには繰り越しの意味はありません。
30万円の繰越でも絶大な効果をもたらすこともありますし、100万円繰り越してもほとんど意味がないこともありうるのです。
STEP2.具体的な事例を熟知しよう
まずは両建ての手法を理解しないことには始まりません。
例えば両建てで50万円を繰り越しして来年の扱いにするには、具体的にはどのようにすべきなのでしょうか。
ドル円で50万円の繰越しを行うためには売りをしても買いをしても、50万円の損失がでることが必要になります。
ドル円の場合10万通貨のポジションが1円動けば10万円の利益もしくは損失が生まれることになりますので、1円動くことを想定した場合には50万通貨と両建てすることになります。
ただ、冷静に現在の相場を考えますと1円など動くのは下手をすると1か月の期間になってしまいますから、25銭動くことを想定した場合その4倍の取引量が必要になることを覚悟しなくてはなりません。
200万通貨というと25倍のレバレッジ環境ではかなりの金額の証拠金を持っていないと繰り延べすらできなくなるわけですが、888倍ならば108.600円がドル円の価格であるとすれば24万5000円弱の費用があれば十分に両建ては可能にあります。
これが25倍のレバレッジですと870万円弱の証拠金がないとできない話になりますから、いかにハイレバ環境で両建てするのが重要かがご理解いただけると思います。
ごく一般的ですが年末にはドル円は上昇しやすく、年明けには下落しやすくなるのが最近の傾向ですからできるだけ安いところで両建てを設定できると現実のものになりやすくなるということになるわけです。
いずれにしても買いでも売りでもターゲットになる金額がでれば片方を閉じてもう片方を翌年まで持ち越すことで利益の繰り越しは可能になるのです。
この両建ての一方の決済はできるだけ年末に行うことが望ましいのですが、相場はこちらの思った通りには動かないこともありますのでとにかく損失が確保できたら損失分のほうのポジションを締めることが重要です。
そのまま残ったほうの利益がでているポジションが大きく変動しないで年を越せれば翌年に利益を見事移行させることができることになるわけです。
STEP3.とにかく年明け早々には繰り越し利益は利確が重要
今年の正月のことを思い浮かべてください。
突然フラッシュクラッシュで大きくドル円の価格が下落しています。
1月2日に繰り越したポジションのほうをしっかり利確しておけば何の問題もありませんが、うかつにそのままにしていてそれがロングであったりした場合には前年の利益が吹っ飛ぶこともありうるわけですから、こうした両建ての繰越を実施する場合にはとにかく気を抜かずに最新の注意をすることが必要です。
思ったとおりの繰越ができなくても「7割位が維持できれば」と思った方がいいのではないでしょうか。
このように文書に書きますと実にいとも簡単に繰り越しが実現するように思えますが、相場は生き物ですから何が起きるかわかりません。
こうした繰り越しをするならばできるだけボラティリティが大きくなく最初からある程度動きがしっかり想定できる通貨ペアを利用することが肝要になります。
最大888倍のハイレバレッジであるXMを使って取引していれば、こうしたまさかの時の利益の翌年繰り越しも現実に実行することが可能になるというわけです。
以上合法的に実現できる海外FXの利益の翌年繰り越しの方法をご紹介しましたが、いずれにしても相当神経を使う作業であることは間違いありません。
細心の注意を払いながら実行することをお勧めします。