海外FX業者が提供する仮想通貨CFDというのはかなりのレバレッジが利用できるところもありますが、それだけにリスクは高くなります。ゼロカットシステムが稼働するといってもあっという間に原資を失うこともありますし、なにより取引時間が月曜の早朝から土曜の朝までに限られているところも意外に多く、土日の大きな変動に巻き込まれないためにはそれまでにポジションを整理しておくか、よほど大きな証拠金を入れるようにでもしていませんと土日のうちに自己設定している損切りのラインを大幅に超えて下げて月曜の朝にみたら何も証拠金が残っていなかったというほとんど意味のない状況に陥ることが多いのです。この10月からTradersTrustにおいて仮想通貨CFDのスプレッドが広くなり、しかも取引手数料が無料になったというので早速使ってみることにしました。
BTCJPYの取引は0.01BTCから可能
TradersTrustの仮想通貨CFDの品ぞろえはBTC,ETH,LTC,BCH,XRPと比較的オーソドックスですが、BTC,ETH,LTCには日本円との組み合わせによる通貨ペアの設定があり、かなり使いやすくなっています。どうもUSDとの組み合わせのほうが流動性が高いという意見もあるようですが、やはり日本人が取引するなら円との通貨ペアがやりやすいのでTradersTrustはかなり利用しやすい業者ということができます。
スプレッドが狭くなったというので実際に見てみましたがBTCJPYでいいますとほぼ0.5%強がそのスプレッドとなっていますから1BTC88万円のときに4500円見当のスプレッドがつくことがわかります。
コントラクトサイズは0.01BTCからでも取引可能ですので8800円の価格に対して450円のスプレッドがつくイメージですからFXのようなスキャルピングはさすがにできませんが、短時間で差額を確保する売買はかなりしやすそうなイメージを持ちました。
国内の取引業者を利用されて仮想通貨CFDの取引をされている方ならお分かりと思いますが、そのスプレッドは驚くほど広くなぜここまで手数料を含めたスプレッドをとるのかかなり疑問に思うような取引条件になってしまっています。相対取引ですから嫌ならやめろということなのでしょうが、たとえばBTCの仮想通貨CFD取引の場合GMOなら1.25%、コインチェックが2.02%、ビットフライヤーが1.95%、Aifが2.5%ですからGMOは比較的良心的と言えるのかもしれませんがそれ以外のところですと1BTC88万円で購入したとしても平均で1万8000円以上価格が動かなりと売っても買っても儲からないというかなりひどい設定になってしまっています。
もともとボラティリティが大きいのだから気にしないという方も多いのかもしれませんが、比較的スプレッドの広い海外FXを使っているユーザーでもこれはさすがにやり過ぎという感覚が強くなります。
そういう意味ではTradersTrustのスプレッド設定はわざわざ告知してくるだけあってかなり秀逸です。しかも取引手数料廃止ですからこれはユーザーにとっては相当うれしい取引条件更改といえます。
スプレッドの5倍も適切な印象
海外FXといいますと入スプレッドが売りものになっているところが多いわけですが、TradersTrustは最大5倍のレバレッジとなっています。国内業者は今では最大4倍ですからほぼ似たようなものになっています。海外の専業仮想通貨CFD業者ではいまも200倍や100倍を売り物にしているところがありますが、リアルな取引ではとてもではないですが、それを使いこなせるようなボラティリティではないのが実情ですから、TradersTrustの5倍というのはかなりリーズナブルな設定になっているといえるでしょう。通常FX取引をされている方も相場の動きを見はからないながらトレードしてみる甲斐は十分にありそうなサービスということができます。