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ブローカー選出時のポイント
海外FXは資金効率が良いため少しの証拠金でトレードすることが出来て、元手の何倍もの利益を出せる可能性があります。
そのためブローカーを選ぶ時は最大レバレッジに目が行きがちですが、ロスカット水準にも注目する必要があります。
例えば、「ハイレバレッジでトレードしたらすぐに損切りすることになった」ということはありませんか?
せっかくハイレバレッジでエントリーしてもロスカット水準が高ければその分相場が予想に反した動きをした場合に早く損切りする必要があります。
つまり、「レバレッジ倍率」と「ロスカット水準」はトレードする上で切っても切れない関係なのです。
そこで今日は「何pipsまでならロスカットせずに耐えられるのか」を「許容逆行pips」と呼び、当サイトで紹介しているブローカ毎に許容逆行pipsを計算して比較していきたいと思います。
各ブローカーの許容逆行pipsを算出
算出条件
●通貨ペア USD/JPY
●為替レート 1ドル=100円
●ロット数 1ロット
●証拠金(預託証拠金) 5万円
スプレッドは考えないものとします。
証拠金維持率=有効証拠金÷必要証拠金×100
XMの許容逆行pips
算出条件
●最大レバレッジ888倍
●証拠金維持率20%を下回るとロスカット
必要証拠金は、
100(為替レート)×1(ロット数)×10万(取引単位)÷888(レバレッジ)=11261
評価損益が0の時、証拠金維持率は
50000(有効証拠金)÷11261(必要証拠金)×100=444%
証拠金維持率が20%になるのは、
20(証拠金維持率)=x(有効証拠金)÷11261(必要証拠金)×100
x=2252
上記の計算式より、有効証拠金が2252円を下回るとロスカットされることになります。
50000-2252=47748
10万通貨単位の場合1pips=1000円のため許容逆行pipsは、
47748÷1000=47.748
XMの許容逆行pipsは47.748pipsになります。
AXIORYの許容逆行pips
算出条件
●最大レバレッジ400倍
●証拠金維持率20%を下回るとロスカット
必要証拠金は、
100(為替レート)×1(ロット数)×10万(取引単位)÷400(レバレッジ)=25000
評価損益が0の時、証拠金維持率は
50000(有効証拠金)÷25000(必要証拠金)×100=200%
証拠金維持率が20%になるのは、
20(証拠金維持率)=x(有効証拠金)÷25000(必要証拠金)×100
x=5000
上記の計算式より、有効証拠金が5000円を下回るとロスカットされることになります。
50000-5000=45000
10万通貨単位の場合1pips=1000円のため許容逆行pipsは、
45000÷1000=45
AXIORYの許容逆行pipsは45pipsになります。
FxProの許容逆行pips
算出条件
●最大レバレッジ500倍
●証拠金維持率30%を下回るとロスカット(cTrader)
必要証拠金は、
100(為替レート)×1(ロット数)×10万(取引単位)÷500(レバレッジ)=20000
評価損益が0の時、証拠金維持率は
50000(有効証拠金)÷20000(必要証拠金)×100=250%
証拠金維持率が30%になるのは、
30(証拠金維持率)=x(有効証拠金)÷20000(必要証拠金)×100
x=6000
上記の計算式より、有効証拠金が6000円を下回るとロスカットされることになります。
50000-6000=44000
10万通貨単位の場合1pips=1000円のため許容逆行pipsは、
44000÷1000=44
FxProの許容逆行pipsは44pipsになります。
TitanFXの許容逆行pips
算出条件
●最大レバレッジ500倍
●証拠金維持率20%を下回るとロスカット
必要証拠金は、
100(為替レート)×1(ロット数)×10万(取引単位)÷500(レバレッジ)=20000
評価損益が0の時、証拠金維持率は
50000(有効証拠金)÷20000(必要証拠金)×100=250%
証拠金維持率が20%になるのは、
20(証拠金維持率)=x(有効証拠金)÷20000(必要証拠金)×100
x=4000
上記の計算式より、有効証拠金が4000円を下回るとロスカットされることになります。
50000-4000=46000
10万通貨単位の場合1pips=1000円のため許容逆行pipsは、
46000÷1000=46
TitanFXの許容逆行pipsは46pipsになります。
Tradeviewの許容逆行pips
算出条件
●最大レバレッジ500倍
●証拠金維持率100%を下回るとロスカット
必要証拠金は、
100(為替レート)×1(ロット数)×10万(取引単位)÷500(レバレッジ)=20000円
評価損益が0の時、証拠金維持率は
50000(有効証拠金)÷20000(必要証拠金)×100=250%
証拠金維持率が100%になるのは、
100(証拠金維持率)=x(有効証拠金)÷20000(必要証拠金)×100
x=20000
上記の計算式より、有効証拠金が20000円を下回るとロスカットされることになります。
50000-20000=30000
10万通貨単位の場合1pips=1000円のため許容逆行pipsは、
30000÷1000=30
Tradeviewの許容逆行pipsは30pipsになります。
ブローカー別許容逆行pips一覧表
ブローカー名 | 最大レバレッジ | ロスカット水準 | 許容逆行pips |
---|---|---|---|
XM | 888倍 | 証拠金維持率20% | 47.748pips |
TitanFX | 500倍 | 証拠金維持率20% | 46pips |
AXIORY | 400倍 | 証拠金維持率20% | 45pips |
FxPro | 500倍 | 証拠金維持率30% | 44pips |
Tradeview | 500倍 | 証拠金維持率100% | 30pips |
1ドル=100円(USD/JPY)、証拠金5万円、1ロット(10万通貨単位)の場合
この表より最大レバレッジが大きければ大きいほど、またロスカット水準が低ければ低いほど許容逆行pipsに余裕が出ることが分かります。
取引量と証拠金の違いによる許容逆行pipsの変化
これまで算出条件として「取引量を1ロット・証拠金(預託証拠金)を5万円」に固定して計算しましたが、ここからは算出条件として「レバレッジを500倍・ロスカット水準を証拠金維持率20%を下回るとロスカット」に固定して、取引量と許容逆行pipsまたは証拠金と許容逆行pipsの相関性について見ていきたいと思います。
取引量の違いによる許容逆行pipsの変化
●通貨ペア USD/JPY
●為替レート 1ドル=100円
●証拠金 5万円
●レバレッジ 500倍
●ロスカット水準 証拠金維持率20%を下回るとロスカット
取引量が1ロットの場合
必要証拠金は、
100(為替レート)×1(ロット数)×10万(取引単位)÷500(レバレッジ)=20000
評価損益が0の時、証拠金維持率は
50000(有効証拠金)÷20000(必要証拠金)×100=250%
証拠金維持率が20%になるのは、
20(証拠金維持率)=x(有効証拠金)÷20000(必要証拠金)×100
x=4000
上記の計算式より、有効証拠金が4000円を下回るとロスカットされることになります。
50000-4000=46000
10万通貨単位の場合1pips=1000円のため、
46000÷1000=46
許容逆行pipsは46pipsになります。
取引量が5ロットの場合
必要証拠金は、
100(為替レート)×5(ロット数)×10万(取引単位)÷500(レバレッジ)=100000
評価損益が0の時、証拠金維持率は
50000(有効証拠金)÷100000(必要証拠金)×100=50%
証拠金維持率が20%になるのは、
20(証拠金維持率)=x(有効証拠金)÷100000(必要証拠金)×100
x=20000
上記の計算式より、有効証拠金が20000円を下回るとロスカットされることになります。
50000-20000=30000
10万通貨単位の場合1pips=1000円のため、
30000÷1000=30
許容逆行pipsは30pipsになります。
取引量が5ロットの場合 許容逆行pips30pips
これより、取引量が少ないほど許容逆行pipsに余裕が出ることが分かります。
証拠金の違いによる許容逆行pipsの変化
●通貨ペア USD/JPY
●為替レート 1ドル=100円
●証拠金 5万円
●レバレッジ 500倍
●ロスカット水準 証拠金維持率20%を下回るとロスカット
証拠金が5万円の場合
必要証拠金は、
100(為替レート)×1(ロット数)×10万(取引単位)÷500(レバレッジ)=20000
評価損益が0の時、証拠金維持率は
50000(有効証拠金)÷20000(必要証拠金)×100=250%
証拠金維持率が20%になるのは、
20(証拠金維持率)=x(有効証拠金)÷20000(必要証拠金)×100
x=4000
上記の計算式より、有効証拠金が4000円を下回るとロスカットされることになります。
50000-4000=46000
10万通貨単位の場合1pips=1000円のため、
46000÷1000=46
許容逆行pipsは46pipsになります。
証拠金が10万円の場合
必要証拠金は、
100(為替レート)×1(ロット数)×10万(取引単位)÷500(レバレッジ)=20000
評価損益が0の時、証拠金維持率は
100000(有効証拠金)÷20000(必要証拠金)×100=500%
証拠金維持率が20%になるのは、
20(証拠金維持率)=x(有効証拠金)÷20000(必要証拠金)×100
x=4000
上記の計算式より、有効証拠金が4000円を下回るとロスカットされることになります。
100000-4000=96000
10万通貨単位の場合1pips=1000円のため、
96000÷1000=96
許容逆行pipsは96pipsになります。
証拠金が10万円の場合 許容逆行pips96pips
これより、証拠金が多いほど許容逆行pipsに余裕が出ることが分かります。
今回のまとめ
海外FXならではのハイレバレッジを活かしたトレードをするために、ブローカー選出時には最大レバレッジだけではなくロスカット水準にも目を向けるようにしましょう。
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