XMは9月の14日からセーシェルの口座をXMTradingのブランドロゴに変えてXMTradingと呼ばれるようになっていますが、日本人投資家に提供してくれるサービス内容はこれまでどおりで888倍のレバレッジを有効利用することができます。このXMTradingの口座ですがたった1万円の証拠金だけでどこまで勝負できるのか実際に試してみました。

国内の25倍のレバレッジと比較すれば35.5倍の証拠金威力を発揮

888倍というハイレバレッジを利用してたった1万円の証拠金だけでトレードを始めるというのは結構少額の資金というイメージがあり、なかなか難しいのではないかとだれしもが思うものです。しかし1万円を888倍のレバレッジで利用するというのは888万円の資金を持っているのと同じで、これは25倍のレバレッジ環境ではたった25万円分の資金でしかありませんが実にその35.5倍もの威力を発揮するわけですからうまく使えば必ず資金を増やすことができるようになるのです。

含み損はレバレッジをはまったく無関係で同じ

但し気をつけなくてはならないのは含み損の問題です。証拠金はレバレッジさえ上げれば限りなく過少な資金で売買ができますが含み損はレバレッジに関係なく同一の損失がでることをよく理解しておく必要があります。ドル円1000通貨で1円想定した方向と違う方向に動けば1000円が含み損になりますから1万通貨なら1円放置しておいたら簡単に1万円含み損になってしまうのです。つまり1万円の軍資金で迂闊に1万通貨のドル円を売買して含み損を放置しておくと80銭ちょっと想定と逆方向に動いただけでゼロカットのシステムが働いて証拠金はすべてなくなってお仕舞ということになってしまうということをよく認識しておくことが重要です。

888倍というハイレバ取引になれる必要がある

基本的にハイレバであろうが低レバであろうがFXの取引方法は同一のものになりますが、やはりハイレバ環境での取引では気をつけなくてはならないことがいくつかあります。

まず少ない証拠金で取引するのですから最初から大きなポジションをもたずに余裕をもって売買することが重要です。やはりお勧めは1000通貨から少しずつポジションを増やしていくことが堅実で間違いのない方法となります。

またエントリーの方向が間違ったと思ったら躊躇することなく損切りをしてもとに戻るのをのんびり待つようなトレードはしないことです。国内の個人投資家はとにかく自分で損切りをしないことで有名な存在ですが、このやり方はハイレバ取引には一切向きません。

さらにエントリーを失敗したら損切りするといっても損切りばかりではこれまた貧乏になってしまうだけですので、やはり売買の精度を上げる努力をすることが重要になります。いかにチャートを駆使してエントリータイミングの精度を上げていくかということは大きな課題になります。まさに本質的なFXの取引のレベルを上げることが重要になってくるというわけです。

このあたりの感覚はデモ口座を利用して実際の取引環境と同じレバレッジ、証拠金で練習してみることがおすすめとなります。デモ口座ではかなり大きな資金を設定できますが、それでは練習の意味がありません。やはり1万円から始めるならデモでも1万円で練習する必要があるのです。

つねに資金に見合うポジション数で売買すること

まず1万円を10万円の証拠金にするまではとにかく臥薪嘗胆の相当用心深い売買を継続させることが必要です。最初からとれるだけの大きなポジションをとって豪快に売買してもたしかにビギナーズラックというラッキーなケースになることもありますが、やはり小さなポジションから取引することが肝要です。

ドル円の取引でいうならいきなり1万通貨を売買単位にするのではなく1000通貨単位を10回に分けて取引するぐらいの慎重さが求められることになるのです。

最良の取引方法はなんといってもスキャルピング

888倍のレバレッジ環境ではこれまでどのようにトレードすることが安全で間違いないものになるのか様々な方法を試してきましたが、結論からいいますとスキャルピングがもっとも安全で間違いない方法であるといえます。とにかく資金総額が1万円からはじめて10万円以上になるまではスキャルピングに徹して利益を積み上げていくことが必須のトレードといえます。これができないとハイレバ1万円スタートのトレードは大きな利益をもつトレーダーとなることが成就できないと思ったほうがいいのではないでしょうか。

MT4に特別なインジケーターを入れて完全武装することも重要

MT4は様々なインジケーターを入れて効率的な売買をすることが可能になります。

まず1万円取引でお勧めしたいのはワンクリックでリカクや損切りができるクローズボタンを稼働させることです。国内業者では独自のツールでどこでも複数ポジションの一括決済ができるようになっているのですが、MT4にはそうした機能がありませんからあえてEAを導入して後付で改造を施すことになります。ネットでさがせばすぐに無料のインジケーターをみつけられますのでこれは必須のツールとなります。

さらに複数のポジションの平均コストがいくらなのかを表示させるVie Posiion info customというソフトもインストールしておくと便利です。これなら同じ通貨ペアの複数保有ポジションのコストが売りでも買いでも瞬時に現れますから複数のポジションをいくらで決済すれば利益がでるのかが瞬時に判断できます。スキャルピングを行うならばこの2点は必ずインストールして売買できる体制を整える必要があります。

証拠金が10万円を超えたらいよいよ1万通貨単位の売買へシフト

ここまで我慢に我慢を重ねて資金が1万円から10万円にまで拡大できればいよいよ取引スケールをひとつ上にあげて1万通貨をベースにしたものにしていくことができます。こうなると取引の利益効率は飛躍的に高まることになります。

実際に証拠金が増えてみると非常によくわかることですが、原資が大きくなると利益を出すのもかなり楽になります。ハイレバレッジなら1万円を2万円にするよりも10万円を20万円にするのははるかに時間がかからず楽に行うことができるようになるのです。原資が増えていくのにあわせて取引量を徐々に増やしていくという考え方もありますが、やはり一定の取引を行うことが安全で安心なトレードとなります。証拠金が増えたからと気が大きくなって無闇にトレードボリュームを増やすのは慣れない取引になりますし、やはり危ないやり方です。常に一定の条件の中で成果を出せるようにすることが重要であることが実際にトレードしてみますとよくわかります。

XMならゼロカットシステム実装で万が一の場合でも証拠金以上の損失なし

XMTradingならば最初からゼロカットシステムが実装されていますから最初に投入した資金以上は一切損失は発生しません。したがって万が一の相場の暴落などに遭遇することがあっても絶対に追証を要求されることはなくかなり安全な取引ができるのです。口座開設もネット上で簡単にできますし、入金に関しては国内業者と同じぐらい簡便に、しかもリアルタイム入金ができますので、海外業者だからというストレスは一切ありません。思い立ったらすぐに試すことができるのがこの口座の大きな利便性となっているのです。