為替ニュース一覧


2月5日から2月9日の為替ニュースについてまとめています。

英)BOE政策金利・資産購入枠について


日本時間の8日21時、BOE政策金利と資産購入枠が発表されました。

●英)BOE政策金利
前回0.50% 予想0.50% 結果0.50%

●英)BOE資産購入枠
前回4350億GBP 予想4350億GBP 結果4350億GBP

政策金利及び資産購入枠は予想通り据え置かれる結果となりました。

イングランド銀行のカーニー総裁は今後の金融政策について、英国の金利はこれまでの想定よりも早く大幅に引き上げる必要があるかもしれないと述べました。これを受けてポンドドルが1.39付近から1.40台乗せとなったほかポンド円は152円台前半から153円台後半まで上昇しました。ユーロは対ポンド・対ドル・対円で下落しました。

イングランド銀行は今後3年間の見通しについて、インフレ率は2%を上回るほか賃金上昇率も向上するとしていますが、これはEU離脱交渉がスムーズに進んだ場合を想定しているため、交渉が上手くいかなければ今後の金融政策について再考する必要があるとみられています。

英)1月非製造業PMI について

日本時間の5日18時30分、英)1月非製造業PMIが発表されました。

●英)1月非製造業PMI
前回54.2 予想54.1 結果53.0

●英)1月総合PMI
前回54.9 予想54.6 結果53.5

1月非製造業PMI が予想よりも下回ったことが嫌気され、ポンドは対ユーロで下落したほかポンド円が155円付近から154円付近まで値下がりしました。

独)連立協定で合意について


ドイツのメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)第2党・社会民主党(SPD)は7日、連立協定で合意に達しました。
それぞれが担当するポストは以下の通りです。

社会民主党(SPD)→外相・財務相・労働社会相
キリスト教民主 (CDU)→経済相・防衛相
社会同盟 (CSU)→内相ポスト(難民問題を担当)

今後、約46万人の社会民主党員に政権参加の可否を問う郵便投票を実施する予定で、投票は約3週間を要すると見られています。投票で政権入りが承認されなければ戦後初となる内閣府成立による連邦議会解散と再選挙の可能性が高まるとされていますが、社会民主党内では政権参加への反対意見が強いことから投票結果の見通しは不透明となっています。

米)つなぎ予算について


9日未明、 3月23日までのつなぎ予算案が 上院(定数100)賛成71票・反対28票、下院(定数435)賛成240票・反対186票で可決された後、トランプ大統領によって署名され成立しました。

前回の予算案が8日で期限切れとなったため9日午前0時で失効しましたが、9日朝までにトランプ大統領が署名したことにより 政府機関の一部閉鎖は短時間で解消されました。

TariTalilogo