2019年版の海外FXのキャッシュバックIBをマイナー業者も含め徹底的に調査、比較しました。
こちらのページに関してはアフィリエイトなども一切ないので辛口で実態をレビューいたします。
(piprebateなどの日本語対応がほぼ期待できないIBは除外)

海外FXのIBとは

「海外FXのIBって何?」と思われるかたも多いとは思います。
「IB」とは「Introducing Broker」の略で日本語で言うと「紹介ブローカー」になります。
(ブローカーによっては「Introducing Partner」と呼んでいたりもしてこちらの通称は「IP」になります)
IBは名前の通りトレーダーをブローカーに紹介する業者のことで、紹介を行うことで取引手数料の一部を受け取っています。
海外FX業者は「日本居住者向けにサービスを行なってはいけない」ということになっているのでこの通称「IB」に宣伝を委託しているという訳です。
海外FX業者の取引コストが割高になっているのはこれらが理由で紹介ブローカーに手数料を払わなければならないためです。

スプレッドは広がりません

一部のサイトではこの「IB」を通すことでスプレッドが広がるなどといったデマが流れているようですがこれらは誤りです。
海外FX業者とIBは身内に近い関係性で宣伝をお願いしている立場なので海外FX業者がIBを敵に回すような行為を行うわけがありません。
下手にスプレッドなどを広げてしまうとIBからも敬遠されてしまいそのような海外FX業者は一網打尽にされてしまいます。
そのため直接開設した口座とIB経由で開設した口座でスプレッドなどが異なることはありません。

IBが受け取る報酬はどこに流れるか

アフィリエイターを含めたこの「IB」はトレーダーを紹介することで紹介したトレーダーが取引を行う度に報酬を受け取ることになり、「キャッシュバックIB」というサービスはこの紹介した際に受け取る報酬をトレーダーに還元しようというサービスになります。
直接口座を開設してもキャッシュバックをしないIBを経由して口座を開設してもキャッシュバックIBを経由して口座を開設してもスプレッドなどの取引条件が変わらないので「実質取引コストを削減する」ということを考えた場合、この「キャッシュバックIB」を経由して口座を開設しないということは機会損失に繋がります。
(ちなみに直接ブローカーで口座を開設した場合の報酬はブローカーが得る仕組みになっています)

キャッシュバックIBを経由した場合とそうでない場合の取引コスト

キャッシュバックIBを経由した場合とそうでない場合の実質取引コストをXMの例で紹介いたします。

USDJPY
平均スプレッド
キャッシュバック実質取引コスト
キャッシュバックIB2pips0.6pips〜0.9pips1.1pips〜1.4pips
その他サイト2pips2pips

上記表をご覧いただければお分かりいただけますが大きなコストダウンに繋がります。

海外FXのキャッシュバックのデメリットは?

海外FXのキャッシュバックのデメリットはXMの例であげると入金ボーナスが受け取れないという点です。
逆にそれ以外のデメリットは特にはありませんので特に理由がない限りはキャッシュバックを受け取った方がお得です。
「90%以上のキャッシュバックは危険」や「高還元キャッシュバックサイトは危険」などという内容のブログがありますが色々なキャッシュバックサイトを利用してきましたがこのようなことは一切ありませんでした。
キャッシュバックサイトは危険というサイトは主にアフィリエイターが運営しているサイトだったり高還元キャッシュバックサイトは危険というサイトはキャッシュバックサイトを運営しているサイトが運営しているのかも知れませんね。

海外FXのIBは違法?

海外FXのIBは日本国内で行なったとしても違法ではありません。
具体的に言えば「宣伝するだけのIB(通称:アフィリエイター)」は違法にはなりません。
「金融商品取引法違反」に該当する行為は「金融商品」を提供しているキャッシュバックIBが該当します。
XMなどのブローカーが違法であることは当たり前ですが、ブローカーに近い性質を持ったキャッシュバックIBは日本国内で運営を行うと「金融商品取引法違反」に該当します。
なおキャッシュバックIBを利用したからといってトレーダーが罰せられることは一切ありません。
これは海外FX業者を使ってもトレーダーには何も影響がないことと同意義です。

海外FXのキャッシュバックIB一覧

1.TariTali

トレーダーにもアフィリエイターにも大人気のキャッシュバックIBです。無駄にTariTaliのアフィリエイトサイトが乱立していますがXMの例でも言えますがアフィリエイトサイトが多いということは信頼性が高いとも言えます。アフィリエイトサイトが気に入らなければクッキーを削除してTariTali公式からユーザー登録すればいいです。業者により異なりますが出金手続きも最短で数時間以内ででき名実ともに最速です。

2.FinalCashBack

リベート率はおそらくどのIBよりも低いですが運営年数も長く取り扱いブローカー数ももっとも多いためもっとも安全性が高いと言われているIBです。詳細は「FinalCashBack(ファイナルキャッシュバック)の詳細、他IBとの比較」でまとめています。出金日数も時間がかかるためメインIBは別に持っておきサブIBとして活躍できます。オススメはしませんがXMの5分ルールが特別に免除されているのでXMでスキャルピングを行いたい場合は選択肢に入るかも知れません。GemForex、is6com、FXDD、iForexを利用したい場合はFinalCashBackがベストです。

3.FXRoyalCashBack

バランスの取れたキャッシュバックIBです。詳細は「【ステマの疑い】FXロイヤルキャッシュバックの詳細、他IBとの比較」でまとめています。無駄にTariTaliを意識している感がありTariTaliがリベート率を一律80%へ引き上げた際にすぐに追従して80%に引き上げましたというメールが送られてきたのはちょっと面白かったです。キャッシュバックIBとしての立場も中途半端なのでおそらくTariTaliに相当利用者を取られているのだと思いますが、出金日などもTariTaliと比較しても条件は良くはないですが、口座開設と取引をすると10000円の現金をボーナスとしてもらえるところはいいですが、自動でキャッシュバックを出金したりすることが出来ません。キャッシュバックの出金を忘れそうな人は口座開設報酬だけもらって自動で出金できるTariTaliやFinalCashBackに移るのもいいかも知れません。

4.海外FXキャッシュバックビクトリー

最近はあまり更新されておらずやる気がなさそうなキャッシュバックIBです。条件も特に良くはないので特に書くことはありません。

5.CashBackForex

世界最大のキャッシュバックIBです。リベート率はFinalCashBackよりも低いですがマイナーな業者や日本語非対応の業者を利用したい場合はこのキャッシュバックIBを利用するのもいいのかも知れません。もし利用したい場合は他業者のレートをぶつけて高いリベート率を出してもらい出金はPayPalを使うのがいいでしょう。

6.RebatekingFX

最高レートを保証しているCashBackForexのサブIBです。リベート率は確かに最高値なのですが出金条件が非常に悪いです。日本語サポートもあまり期待はできません。CashBackForexを使うぐらいならこちらを使った方がいいのかも知れません。出金はPayPalを使うのがいいでしょう。

7.Atelier de Balibari

TariTaliが出てくる前は人気だったキャッシュバックIBでXMで5分以内の決済でもリベート対象となっており入金ボーナスが唯一許されているキャッシュバックIBです。リベート率も80%(1ロット8ドル)比較的高水準ですが私自身が問い合わせを行った時は無視されましたのでサポートは最悪だと思います。銀行振込もできないので出金条件もかなり悪いですがbitwalletで出金をしXMを利用し5分ルールがないことが条件であれば選択肢の一つになります。

8.海外FXふぁんくらぶ

かなり評判がよろしくないキャッシュバックIBです。(運営の詳細はnaverまとめ「海外FXふぁんくらぶの評判まとめ」でまとめられています)また自サイトに都合の悪いサイトはひたすらGoogleに名誉毀損されたという報告をして掲載サイトの削除などを要請しているようで、集客は主にステマがメインのようです。この業者も妙にTariTaliを意識しておりアフィリエイトサービスを提供しているキャッシュバックIBのネガキャンサイトを運営していました。(現時点ではバレたからか書き換え済み)
他のIBは特に影響はないようですが海外送金を含めた銀行振込を停止したことからヤ◯ザの噂は事実ではないかと考えられます。

9.FXマイレージ

5ch(2ch)でステマを頻繁に行なっているキャッシュバックIBです。詳細は「FXマイレージ(FX MILEAGE)の評判と実態、他IBとの比較」でまとめています。妙にTariTaliを意識したサイトでTariTaliが90%キャッシュバックを始めた瞬間90%キャッシュバックに引き上げました。現在は銀行振込は85%、XMのMyWalletへのキャッシュバック(オートリベート)利用時のみ90%になっているようです。

10.Million Cash Back(ミリオンキャッシュバック)

このキャッシュバックIBも妙にTariTaliを意識しているようです。サイトの文章がTariTaliの文章を書き換えたような文章になっています。特に書くことはありません。

11.TradingToolBox

「本当に使っている人はいるんだろうか?」と疑問が残るキャッシュバックIBです。XMでは最大リベート率90%となっていますがリベート額は1ロット6.3USDとなっています。このIBが受け取っている報酬が1ロット7ドルということであればこのIBの利用者数は3名から10名の間ということになり下手をすると利用者は2桁もいないということになります。

一時キャッシュバックのみのキャッシュバックIB

長期的に取引を行うのであれば一時キャッシュバックのみのキャッシュバックIBを利用するメリットは一切ありません。もし下記2サイトを利用している場合はすぐにリベートキャッシュバックを提供しているキャッシュバックIBへの乗り換えをオススメします。

1.海外FXお役立ちガイド

ネガキャン系のキャッシュバックIBです。条件も特に良くはないですが妙に他サービスに敵対的です。以前アフィリエイトサイト(キャッシュバックなしのIBサイト)を運営していたころにIB担当者から聞きましたが海外FXお役立ちガイドの運営者は上から目線で気難しい人だという話を聞いたことがあります。

2.FxPlus

AXIORYの宣伝サイトとして作られたキャッシュバックIBです。海外FXお役立ちガイドとは犬猿の中なのでおそらく今後も海外FXお役立ちガイドでAXIORYは取り扱われることはないと思います。bitwalletとAXIORYの決裂によりFxPlusも反AXIORYへ舵を切ったようですがおそらくFxPlusの運営元はAXIORYの元日本語サポート担当だと思われます。(bitwalletとAXIORYが決裂する前はAXIORYから一部日本語サポート担当が退社したという話です)

今回のまとめ

妙にTariTaliを意識しているサイト(またはコピーサイト)が目立ちます。どのサイトにも言えることですが利用者としてはもう少し独自サービス、独自路線を目指していただきたいですね。現時点ではTariTaliをメインIBに、FinalCashBackをサブIB、マイナー業者はCashBackForexがベストな選択肢と言えるでしょう。

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